10月28日に有楽町で開催された「東京味わいフェスタ2022」にて、東京都のプラスチック削減(使い捨て容器削減)の取組みを視察してきました。
こちらの文書「都庁プラスチック削減方針」にあるように、東京都はゼロエミッション東京を目指して、都の事業運営における使い捨てプラ容器の削減を掲げています。”ゼロエミッション”は”排出ゼロ”を意味し、この概念が国連で提唱された当初(90年代)は廃棄物を一切出さない資源循環型の社会システムとされましたが、近年はCO2排出ゼロの観点からもよく使われます。廃棄物削減とCO2削減は大いに関連がありますので、今回紹介する東京都の取組みはどちらの意味でもゼロエミッションを目指すものと言えるでしょう。
ビール用(ポリプロピレン) 日本酒用(トライタン)
東京都としては、2024年には都主催のイベントにおける使い捨てプラスチックカップの原則使用禁止を目指す、としています。今回のイベントではまだ部分的にリユースカップでないものも使われていますが、それもPETボトルリサイクルのプラカップだったりと、これまで使われてきた「単なる使い捨てプラカップ」は既に使えなくなっています。
今回はリユースカップをはじめとするリユース食器の使用を推進するリユース食器ネットワーク、並びにこうした取り組みに関心をお持ちの食器関係の企業のみなさんと視察に訪れました。まだ取り組みは端緒についたところと思いますが、これから徐々にであっても世間の大勢は間違いなくこの方向に進むでしょう。
次回は実際の取組みについて少し詳しくお伝えします。
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