top of page

【専大松戸】Refill 松戸の活動について講演しました

  • 銀座環境会議
  • 10月27日
  • 読了時間: 2分

更新日:11月6日

10月27日(月)、専修大学松戸高校の3年生向け授業「社会科学入門」にて”循環型社会形成に向けての市民の取組み」として、講演を行いました。この授業は、地理歴史科目の中に位置づけられますが、専修大学が掲げる「社会知性の形成」を意識し、「’グローカル‘な視野を持った市民」を育成するべく、環境問題や南北問題、宗教紛争といったグローバルな課題に当事者意識を持つとともに、それらの課題解決に向けて足元から主体的に社会参加できる人間を育成することを最大の目的とした科目です。

ree

過去の授業では、松戸市の廃棄物対策課や、長崎県対馬市の廃棄物対策課より、ごみ減量やごみの再資源化(生ごみのたい肥化等)についての講演があったということでした。今回私は、弊会が進めるリフィル松戸の活動を例に、循環の輪をそもそもスタートさせない、上流を重視した廃棄物問題への、ひいては環境問題全般への取組み、取組姿勢についてお話ししました。


日本人はプラスチックに限らずごみの分別には熱心で、真面目に取り組んでいます。一方で、「ちゃんとリサイクルしているから」というある種の免罪符になっており、使い捨て資源の利用削減につながっていない、という指摘は以前からあり、「大量生産・大量廃棄・大量リサイクル社会」という批判もなされています。


勿論、ひとたび使い捨て容器を使ったら、できるだけ小さな循環の輪を作らないといけません。衛生に関わるものなど、使い捨てが好ましいケースもあるでしょう。一方で、マイボトルやマイバッグに代表されるように、日常の中で使い捨て容器の使用そのものを減らす余地も大いにあります。


私の講演を受けて、グループワークを行い、どんな取り組みができるか考えてプレゼンテーションをしてくれました。発表は、日々のコツコツとした取組みに留まらず、北風的なもの・太陽的なものを含めた人々の行動変容を促す内容で、興味深く聞かせてもらいました。


小金高校チームビヨンドとの協働に続き、高校生にRefill松戸の活動を通じて、根本的な課題解決の在り方についてお話しする機会を得ました。学校を問わず、またこうした機会があればと思います。

©2019 by 銀座環境会議

bottom of page