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銀座環境会議

【これからのRの話①】4つ目のRはどれであるべきか?

更新日:2020年4月28日

3R(リデュース:減らす、リユース:再使用する、リサイクル:リサイクルする)はずいぶん定着しました。そこで今は4Rを掲げたり、5R、果ては10Rを唱える人や団体もあるようです。


先日の記事でカンボジア人留学生にカンボジアのプラスチック政策について話したことを報告しましたが、カンボジアは3RにRefuse(リフューズ:断る)を加えた4Rです。最後に「みんなに4RをRemindしよう:思い出させよう」を入れると5Rになっています。みんな「うまいこと」を言いたいのですね。しかしあくまで”英語で”頭文字が揃っているだけなのですが…


他には、以下のようなものがあります。


・Repair(リペア:修理)

・Rental(レンタル:借りる)

・Return(リターン:購入元に返す)

・Reform(リフォーム:形を変えて改良)

・Redesign(リデザイン:再設計)


…などなど色々あり、中にはRelax(リラックス:無理せずできることから)というやはり「うまいことを言いたいだけ」感のあるものも。


リペアやリフォームは、基本的にはリユースに必要な、いわば下位概念ではないかと思います。リフューズは、3Rが「使うことを前提」にしているのに対して、「そもそも使わない」というところを打ち出しています。これからの時代に必要な持続的な社会を作っていくには、カンボジア政府同様リフューズを4つ目として推すのが妥当かな、と思います。


その他のRにもそれぞれ注目すべき動きがあります。一方リサイクルは、今後も重要であり続けますが、極端に言うとある意味で廃れていくでしょう。これらについては次回以降お話します。

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