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  • 銀座環境会議

【これからのRの話③】トラックのタイヤさえモノ→サービスへ

更新日:2020年4月28日

前回の記事では「循環型ヘッドフォン」についてご紹介しました。リターン、リユース、様々なRが詰まったサブスクリプションというかたちを採った”サービスとしてのヘッドフォン”です。



従来「モノの販売」と考えられてきたものが「サービスの提供」へと変貌する動きはあちこちで見られます。フランスの大手タイヤメーカーであるミシュランは、トラックのタイヤのリース(Lですが、レンタルと考えればR?)を行っています。ヘッドフォンの場合と同様に"Tire as a service=サービスとしてのタイヤ"と銘打っています。

出典:ミシュラン社


このサービスでは、エンジンとタイヤにセンサーが搭載され、走行距離に基づいて課金がされます。そして様々なデータを集めたうえでタイヤの使い方、メンテナンス、交換時期について専門家がアドバイスします。最終的に古くなったタイヤは同社が回収します。


従来でしたら、最適でない使用のせいで製品が早く痛んだり使用不可能になっても、その分新品が売れるからいい、とまでは言わないまでも「それはユーザー側の問題」という意識が販売側にはあったかと思います。


これからは製造・販売者と顧客の間の信頼関係に基づく長期的なサービス提供が主流となります。そこのはやはり沢山の”R”が関わってくるでしょう。”製造・販売(して終わり)”という一方通行の考え方は前時代的になっていくでしょう。


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