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【これからのRの話⑤】リユースとリサイクルの違い

最終更新: 5月28日

前回の最後に触れた通り、リユースとリサイクルはよく混同されます。世間で「リサイクルショップ」と呼ばれているお店のほとんとは正確には「リユースショップ」なのだと思います。業界大手のトレジャー・ファクトリーもリサイクルショップと名乗っていますし、中には「リサイクルショップ業界初!断捨離コンシェルジュがいるお店、リユースジャパン(同社ウェブサイトから抜粋)」という、どっち??という会社もありました。


一方、ブックオフグループなどが加盟する「日本リユース業協会」は「リサイクルショップと呼ばないで」と呼びかけています。あ、トレジャー・ファクトリー加盟している(笑)。それくらい根付いているのでしょう、「リサイクルショプ」。昔風に言えば、古本屋さん、古着屋さん、古道具屋さん…現実にはほとんど全て「リユースショップ」ですね。


リユースは「再使用」、再度(リ)使用(ユース)することです。同じものを同じ用途で同じかたちで、が原則です。その過程でリペア(修理)が施されることもあるでしょう。しかし例えば洋服のほころびを繕っても、「同じものを同じ用途で同じかたちで」のままと言って差し支えないでしょう。


これに対してリサイクルは「再資源化」とされますが、直訳すると「再循環」になります。モノを再度(リ)循環(サイクル)させるわけで、このサイクルとは原料→製品というサイクルということです。不要になったものをまた原料化し、再度製品にする。アルミ缶のようにその多くがまたアルミ缶として蘇ってもこれはリサイクルです。


リサイクルは大切ですが、リユースと比較すると当然大きな環境負荷がかかります。ですから前回ご紹介の通り「循環型社会形成推進基本法」においても、リユース→リサイクルの優先順位と明記されています。


そのわりには、そして実際には日常でよく接しているのに、リサイクルに比べて影の薄いリユース。次回はその背景についてお話します。


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<過去の【これからのRの話】>

【これからのRの話①】4つ目のRはどれであるべきか?

【これからのRの話②】循環型ヘッドフォンの時代

【これからのRの話③】トラックのタイヤさえもモノ→サービスへ

【これからのRの話④】Rたちの優先順位

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